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2/12/2018

ボランティア出張相談事業「ボラ活」第6回  最終回!!

平成30年1月19日金曜日の午前、ボランティアを始めるきかっけ作りの会“ボラ活”の今年度
最終第6回目を行いました。




これまでのボラ活は、要約筆記、介助犬育成、子どもでもできるボランティア活動など、ボランティアにまつわる様々なテーマで行ってきました.
今回は「傾聴」をテーマに「ボランティアカフェ『知っていますか?聞くだけでできるボランティア』」としておこないました。
傾聴を教えてくれる講師には、傾聴を学び、長年引きこもりの方やその親の話を傾聴ボランティアとして聞き続けた方をお迎えしました。




傾聴というのは、読んで字のごとく、相手の話に熱心に耳を傾ける。元はカウンセリングのコミュニケーション技法のひとつなのです。
講師の方いわく、「良い傾聴は、目の前の人の話を相槌を打ちながら、ただ聞けばよい。」とのことです。
相手の話を聞くって簡単かと思いきや、意外と難しく、「傾聴」のはずが、いつの間にか「会話」になってしまいます。
参加者から「相手が黙ってしまったらどうしたらいいですか?」と質問があると、「ただ黙って、そばに居ればよいのです。何も言わずに2時間くらい座っているだけの時もありました。それでも時間が来て『帰るね。』と相手に伝えると相手は別れを惜しむように『もう帰るの』と言いました。」


こうした姿勢が「傾聴」であり、人の心を癒してくれる技法なのですね。相手のことを「何とかしてあげたい」ではなく、傾聴する側とされる側の共感の空間ができることが大切で重要なポイントのようです。






会の後半は、『傾聴』のロールプレイでのやりとりを話題に、ボランティアカフェ、お茶の時間をもちました。お茶とお菓子で気分もゆったりした中で、「傾聴はむずかしいけれど、やりがいがあるよね。」、「今すぐにボランティア活動を始めたい。」、「今後ボランティア活動に参加してみたい。」
との感想が聞かれました。ボランティア相談員と「傾聴ボランティアとして活動もしてみたい。」という参加者との会話もはずみました。
体験をすることで、「傾聴ボランティア」を入り口に『ボランティア活動』が身近かになったということでしょうか。
参加された方にとって実のある傾聴の体験そしてカフェの時間になったようです。


傾聴、人の話をひたすら相槌のみで聞くのはむずかしい~
つい、自分のことも話したくなってしまいます。